飲食店がA型看板で集客するためには?

A看板

飲食店の前に置かれているA型看板は、ほぼすべての店が使っている基本的な販促ツールです。

それにもかかわらず、「置いているだけ」で終わっている看板が非常に多いのが現実です。

特に目立つのが、メニューをそのまま縮小したような文字だらけのA型看板です。

親切なつもりで情報を増やしているのに、実は集客の入口としては機能していない。これは多くの現場で起きている共通の問題です。

この記事では、A型看板の本来の役割や集客するためのポイントについて解説します。

A型看板に「メニュー表」では役割を果たせていない

A型看板に「メニュー表」では役割を果たせていない

飲食店のA型看板は、置いてあるだけで仕事をしているように見えますが、役割を間違えるとほとんど機能しません。

多くの店では、メニューをそのまま並べた文字だらけの看板になっています。

しかしA型看板はメニュー説明の道具ではなく「通行客の判断を一瞬で動かす入口装置」です。

A型看板は来店のきっかけ作り

通行中の人は、看板をじっくり読みません。

読む前に「気になるかどうか」で判断します。

つまりA型看板の仕事は、説明ではなくきっかけ作りなのです。

ここを理解していないと、情報は多いのに誰も止まらない看板になります。

逆に、目的を絞れば、たった一言でも十分に集客できます。

看板の目的は「足を止めること」であって説明ではない

足を止めてメニューを読んでいる人は、すでに入店を検討しています。

その人は、看板がなくても店に入る可能性が高い層です。

A看板が本当に狙うべき相手は、まだ入店を考えていない通行客です。

そのため、必要なのは、メニューの網羅ではなく、瞬間的なフック。

たとえば、以下のような内容でも十分です。

  • 「ハンバーグセット1680円」
  • 「焼き鳥99円~」
  • 「ビール290円」

価格と商品がセットで見えると、「安い」「入りやすそう」と瞬間的に判断できます。

これがA型看板の仕事です。

全メニューを載せるほど入口の力は弱くなる

全商品を載せた看板は、一見すると親切に見えるかもしれません。

しかし実際には、情報が多いほど印象は薄くなります。

通行客は比較検討しながら歩いていません。

「入るか入らないか」を数秒で決めています。

文字が多い看板は、その判断を遅らせ、結果として、誰も入らない看板になります。

A型看板に目玉商品だけを見せたほうが入店率は上がる

A型看板に目玉商品だけを見せたほうが入店率は上がる

A型看板は、すべてを伝える場所ではありません。

代表商品だけを見せたほうが、入店率は上がります。

重要なのは「選ばせること」ではなく「入りやすくすること」です。

選ぶ作業は、お店の中でおこなってもらえば良いのです。

ランキングやおすすめ表示は強い入口

A型看板に向いているのは、売れ筋やおすすめの表示です。

  • 「ランチ人気TOP5」
  • 「店長おすすめ」
  • 「看板メニュー」

こうした表示は、通行客の迷いを減らします。

人は選択肢が多いほど動きにくくなりますが、絞られていると判断しやすくなります。

全商品を見せるより、代表商品を見せるほうが入店のハードルは下がります。

看板メニューで入った客は別の商品も頼む

よくある不安が「看板メニューだけ安く見せると、それしか頼まれないのでは」という考えです。

しかし実際には、看板を見て入った客の多くは、別の商品も注文します。

「1000円セット」と書いて入店しても、1000円で終わることはほとんどありません。

まず入ってもらうことが最優先です。

A型看板は流動客を店内に入れる装置と割り切りましょう

A型看板は流動客を店内に入れる装置と割り切りましょう

A型看板の目的は明確。流動客を店の中に入れることです。

そのために必要なのは、以下の3つ。

  • 目玉商品
  • 価格の安心感
  • 入りやすさ

情報を削るほど、入口の力は強くなります。反対に全部見せるほど、入口は弱くなります。

もちろん、立地・競合・ブランドによって見せ方は異なりますが、この方法がスタンダードなA型看板の使い方です。